美味しいアイスティーの作り方

 

美味しいアイスティーの作り方。
温めたティーポットかティーサーバーに紅茶の葉(1人分=ティースプーン2杯。約5g)を入れます。水(できれば軟水)を沸かして、沸騰したての熱湯(1人分=ティーカップ1杯弱。グラスの大きさにもよる)を注ぎ、約2分程おきます。つまり紅茶の濃さはホット場合の倍になります。
グラスに砕いた氷(できれば製氷機の氷ではなくブロック状の氷)をたっぷりと入れ、グラニュー糖をお好みの分だけ先に熱い紅茶にそのまま溶かすか、あらかじめ作っておいたシュガーシロップや市販のガムシロップを好みに応じて適量グラスに入れておきます。そして、ポットの場合はロングスプーンでポットの中を静かにかき回し、ティーサーバーの場合も静かにサーバー自体を回して、なるべくきめの細かい茶漉しを使って氷の上から熱い紅茶を注ぎ入れ、素早くかき混ぜてください。氷が足りないようなら、また継ぎ足します。 お好みによってレモン、オレンジ、クリーム、ミルク等を入れて楽しんで下さい。

クリームダウンとは?
ティーカップに紅茶を注いだまま放置して冷めたり、アイスティーなどを作る際に、紅茶は冷えると白濁することがあります。これはお茶に溶け込んでいた紅茶の成分が、紅茶が冷めて温度が下がるにつれ、その成分が溶け込んだままでいられなくなり、白濁してくるのです。この事を一般に『クリームダウン現象』と呼んでいます。お茶に溶け込む成分の多い良い紅茶ほど、クリームダウン現象が早く現れます。(アイスティーを作る場合には、熱い紅茶を多めの氷で満たしたグラスに素早く注ぎ、素早くかき混ぜて急激に冷やすことでクリームダウンを防ぐことも可能です)

紅茶のベストな保存方法は。
紅茶は酸素と湿気を嫌います。これは紅茶を劣化させる原因となり、せっかくの紅茶の風味を損なってしまいます。また紅茶は臭いの吸収性も強いので、臭いのきつい物のそばに置くのも避けましょう。保存の際は密閉度の高い容器に入れ、高温多湿になる場所を避けて保存し、なるべく早く飲み切る方が良いでしょう。

11月1日は紅茶の日。
1783年、伊勢国の大黒屋光太夫という人物が江戸への航海中、その時代のアリューシャン列島に漂着し、その後ロシアの地を転々としイルクーツクにてペテルブルグ学士院会員のガラス工業家エリク・ラクスマンの知遇を得て1791年(寛政3年)当時の女帝王エカテリーナにペテルブルグにて謁見し茶会に招かれ、日本人として初めてこの日に紅茶を飲みました。この事から1983年にこの日(11月1日)が『紅茶の日』となりました。